VR

VR制作を外注する時に失敗しない業者の選び方は?

eF2020年2月25日 XVF


初めてVRを導入しようと検討している企業の担当者から見れば、「VR制作会社」などでweb検索をすれば、知らない会社ばかり表示されて、どの業者を選べばいいか不安になると思います。


そこで札幌で一番多くVRのコンテンツを制作している「きっしー」が解説します。

結論:VRに対する熱量が高い業者を選びましょう

「VR制作の技術力」=「企業の知名度」ではない


そこで、とりあえず大手企業に相談して見れば安心できると思っている方が多いかもしれませんが、VRは新しい技術なので一概にそうとも言えません。


例えば、過去にある自治体の案件で誰もが知っている大手メーカーがVRを制作したのですが、完成したコンテンツを見るとCGの静止画をスマホで見るだけという、とてもVRと呼べないものだったことがありました。


これは、VRを体験したことがある人が全体の1%くらいと言われており、多くの人がVRが何かを知らないままコンテンツを制作していることが原因の一つだと思われます。

どんなコンテンツが良くないコンテンツか?


チェックマーク 多くの人がVRの技術に溺れてしまっている


よくある例が、360度見渡せるものなら何でもVRと定義しているものです。
例えば単なるパノラマ写真や単なる3DCGの静止画やアニメーションを360度方向から覗くだけのコンテンツなどです。


VR(仮想現実)の最大の特徴は、現実のように体験できるというものなので、360度覗くだけのコンテンツはムービーや画像であって、本当の意味での仮想現実ではないです。


実際にアメリカなどVRの導入が進んでいる国では、覗くだけのVRコンテンツは淘汰されています。


では、どんなコンテンツが良いVRなのか?

現実のような体験をしてもらうための表現『Presence(存在感)』を意識しているかどうかです。

Presenceを表現する基本は「体験者がどこにいるのか?」「なぜそこにいるのか?」のストーリーを伝えた上でコンテンツを進行していく必要があります。


これは映画の演出も同じです。大ヒット映画のタイタニックで登場人物の背景やストーリーを伝えることなく、いきなりタイタニック号が氷山に激突するところから始まったら「何じゃこりゃ?」って思いますよね。


これはVRでも同じです。


ドローンの空中映像でいきなり空の視点から始まっても、ストーリーがないので臨場感があっても存在感が無いです。

存在感がなければ、体験者の感情をフルに引き出すことが難しいです。

チェックマーク VRも映画と同じでストーリーがないと伝わらない



よくある失敗例は?


チェックマーク VRが目新しいからやってみただけのコンテンツ

私が展示会などで体験して、残念だったと思うコンテンツは、建築系の教育コンテンツで、「何をやってもただ落下するだけ」というコンテンツです


落ちたら痛い(場合によっては最悪な事態もあり得る)のは誰でも知っているので、「落ちてびっくり」だけの体験コンテンツは意味がないと思います。


だからこそVRで行うべき教育は、「事故が起きないようにする」ことが大切です。


具体的にどうすればいいか?


先ほどの事故を未然に防ぐための教育コンテンツであれば、知識を身につけることと訓練が必要だと思います。


1.事故が起きてしまったストーリーを追体験
2.事故が起きないための反復練習

これが必要だと思います。


では、なぜ業者の熱量を見る必要があるのか?



チェックマーク ホームページでVR事業を謳っている業者の一部は、VRをほとんど体験したことがない



多くの業者があまり良くないコンテンツを制作している理由として、業者側がVRに対する熱量があまり無い状態のまま参入しているというのがあるのではないかと、私は推測しています。


VRに対する熱量があり将来性を感じていれば、最新コンテンツや技術などを体験しているはずなのですが、制作した担当者に聞いてみるとVRをほとんど体験したことがないまま制作をしているケースが多いと思います。


ではどうやって、熱量の高いVR業者を見分けるか?



ホームページなどの情報発信は外注するなどの事情があるため、一概には言えないですが、私はこう思います。

1.積極的に制作側の考え方を発信しているか
2.ホームページは自分の言葉で伝えているか
3.制作実績が具体的で独自性をアピールしているか

※実績で大手企業のロゴだけの業者はあまり当てになりません・・・



何かに対して熱量があると、自分なりの考え方をしっかりと持っていたり、話の内容が具体的になると思います。

実際、私も札幌でVRの会合などに参加しますが、VRをしっかりやっている会社はwebだけではなく、直接会っても熱量がすごいです。



なぜ業者側の熱量が高くなるのか?




チェックマーク VR事業はそんなに簡単じゃないからです




それは、VRの進化はまだまだこれからで、導入事例も少なくキラーコンテンツと呼ばれるものがほとんど無いのが現状です。


携帯電話の進化に例えると、まだショルダーホンの時代だと言われています。


ですので、どの業者もまだ投資の段階で、身を削って日々新しい技術と戦っている状態だと思います。


また、営業担当であれば、いくらVRの将来性や参考事例などを伝えても、なかなか企業側が導入してくれず苦労していると思います。


だからこそ、今本気でVRに携わっている人は、熱い想いがないとやっていけないです。

他に熱量があるか確認する方法がある?




チェックマーク 担当者にお気に入りのVRコンテンツとその理由を聞いてみましょう


即答できなかったり、理由が浅かったら要注意です。


まとめ: VRに対する熱量が高い業者を選びましょう

最後に「きっしー」がおすすめする業者は?


私が体験した中で以下の業者は熱量が高く、素晴らしいコンテンツを制作しています。


・株式会社積木製作

東京でCGコンテンツ制作をメインとする会社です。

積木製作さんの安全教育コンテンツは意図が明確でVRをわかっている人が制作しています。そして、グラフィックの品質も高いです。

私が体験した中では、一番しっかりしたコンテンツを作っている会社だと思います。自信を持っておすすめできます。



・株式会社ダブルエムエンタテインメント

北海道札幌で長年VR映像の撮影を行っている会社です。

今までの撮影で蓄積したノウハウがあり、知識だけではなく実績も豊富です。北海道のVR動画撮影での実績数は間違いなくナンバー1でしょう。

観光プロモーションなどでVR制作を検討される際は、企画から相談にのってもらえるので、ぜひ連絡してみてください。



・株式会社KOO

北海道小樽市でドローンでのVR撮影など高品質なプロモーション映像を制作している会社です。

社長は、西野カナさんへの楽曲提供など作曲家としても実績もあり、ドローン撮影から映像編集、楽曲制作まですべて高品質で行うことができます。

CMレベルの高品質なプロモーション動画の制作を検討されている際は、ぜひご相談ください。




もし、熱い想いを持った業者が見つからなければ、ぜひ私にもご相談ください。

札幌で実績が豊富なVR制作会社スタンダードビジュアルソリューション

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