VRは新しいコミュニケーションの道具になり得る
私は10年以上営業の仕事を行ってきましたが、元々販売の仕事で成績を残してきたので、短期間の関係性を築くのは得意でしたが、長期のコミュニケーションが必要となる営業は苦労しました。
営業なのにコミュニケーションが苦手だった!?
自分を振り返ってみると、説明するのは得意なので、ひたすらこちらから説明をしいて相手の話しを聞いていなかったかもしれません。
だから、後半は成績がつまずき、4〜5年は営業マンとしてかなり腐っていました。
コミュニケーションの師匠「鴨頭嘉人」 との出会い
2年前、お客さんとの会話が全く上手くいかなかった時があり、あまりに悔しくて、YouTubeで「話し方」を調べたところ、突然「鴨頭嘉人」さんの動画が表示されて、怪しい姿に躊躇しながらも、何とかしたいという思いの方が強く、再生したことから始まりました。
そんな鴨さんのYouTubeにハマって、2週間後に地元札幌で講演会があるというので、人生で初めての講演会に参加したのが、出会いでした。
コミュニケーションの達人で師匠である「鴨頭嘉人」とは?
僕が師匠と呼んでいる鴨さん「鴨頭嘉人」は、炎のYouTube講演家と呼ばれており、日本一YouTubeで再生回数とチャンネル登録者数が多い講演家です。
講演の内容は、マクドナルドの社員時代で学んだ「話し方」や「リーダーシップ」、「人材育成」など人が関わるビジネススキルを「承認」というわかりやすい形で説明してくれます。
実績として、ビジネス教育系のYouTuberで史上3人目のチャンネル登録者数100万人越えており、オリラジの中田敦彦さんや、ホリエモン、 オンデーズ の田中社長など有名人ともコラボしています。
また、YouTubeでは怪しいイメージも持たれていますが、サービス業に携わる人が輝くためのサンクスカード配布の活動や、子供が憧れる大人になるための「働き方改革」のスピーチ大会など、社会貢献活動を積極的に行なっている人でもあります。
もし興味があればYouTubeの動画を見てください。
師匠に出会ってから2年、自分に起きた影響とは?
話し方やビジネススキルがアップしただけではなく、そこからプラス思考になりそして行動力が変わり、相手のことを考える思いやりや本を読んで勉強する習慣など、自分の人生に大きな影響を与えてくれました。
そして、そのプラスの行動力から、仕事で新規事業を立ち上げてVR制作を行っているクリエイターの方々と出会い、周りから絶対無理だと思われていた壁をいくつも破って独立して今の自分に至ります。
VRの話の前にコミュニケーションとは?
コミュニケーションは伝わらないが原則
多くの人が勘違いしているようですが、コミュニケーションは基本相手に伝わらないが原則です。
自分の思いが相手にどれくらい伝わっているかというと、話が上手いと言われている人でも実際は2〜3割ぐらいしか伝わっていないそうです。
例えば、離婚した夫婦に原因を聞くと、まず夫婦で原因が一致することはないと言われています。よくあるのが、男性側が家庭を大切にしていたつもりでも、女性側はからすると全く普段の話を聞いてくれず、関係が破綻していると思っていた場合などです。
だから離婚の典型的なパターンは、男性側がまったく離婚の兆候に気が付かないことが多いそうですが、女性側はかなり前から離婚のアピールをしているそうです。
コミュニケーションは常にすれ違いが起きている
ではどうすればコミュニケーションは伝わるのか?
伝わらない事を前提にコミュニケーションを取るのが大事
例えば、上司が部下の為に、自分が成功した経験を語り、「これをやれ。それはやるな」って言っても、全員が自分の思いを理解してその通り動いてくれるかというと難しいでよね。
部下からすると、上司のやり方は時代遅れとか、自分を犠牲にしてまで働いて意味があるのかなど、上司のアドバイスに納得できない部分もある事でしょう。
それは「聞き手」と「話し手」で価値観が完全に一致することがないから、コミュニケーションもすれ違うということです。
その価値観は、その人が生きてきた経験によって変わってくると言われています。
ですが、多くの人は自分の経験を伝えたり相手の経験を聞く前に、
自分が正しいと思う「考え」を相手に押し付けてないでしょうか?
だからこそ、日本人の多くがコミュニケーションに苦しんでいると言われています。
その理由に、最近書店で平積みされている本のジャンルが「コミュニケーションスキル」の本が多くなっているそうです。
VRはコミュニケーションの新しいツール
だからこそ、価値観に関係なく思いが伝わるコミュニケーションができれば、日本のコミュニケーション文化に革命が起きると思いませんか?
その可能性があるのがVRだと考えています。
VRは言語に頼ることなく伝えることができます
例えば、動物園でゾウを初めて生で見て興奮して、その興奮を友人に伝えようとしても、ゾウを見たことがない友人がいたとすると、ゾウを見た興奮を言葉で言い表すのは難しいですよね。
それをVRで動物園のゾウを見せると、目の前に大迫力のゾウを見ることができます。
そうすると言葉に関係なくゾウを見た興奮を体験させることができます。
ただし、人によってはゾウよりも横にいたゴリラに興奮するかもしれませんが、興味ない人には興味ないという経験を伝えることができます。
これはそれぞれの人の価値観によって興奮するポイントが違いますが、VRは価値観に関係なく、体験を提供することで「今までにないコミュニケーション」を行うことができます。
まさにVRは「コミュニケーションの完全化」
これはビジネスを行ううえで、商品やサービスのプロモーションから技術の継承まで、言葉の壁を超えた新しいコミュニケーションを可能にするツールだと考えています。
だからこそ、コミュニケーションを苦労してきた自分が携わらなければいけない
そう思い、日々奮闘しています。